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すべり症(脊椎すべり症)は、脊椎を構成する椎骨の一部が前方または後方にずれてしまう状態を指します。このずれにより神経が圧迫され、腰痛や足のしびれ、筋力低下といった様々な症状が現れるのが特徴です。多くの場合、腰椎(特に第4腰椎と第5腰椎の間)に好発し、中高年の女性に多くみられます。すべり症は一見単純な背骨のズレと思われがちですが、その背景には加齢、筋力の低下、姿勢の悪さ、運動習慣、体重、外傷などさまざまな因子が複雑に絡み合っています。
すべり症は大きく「変性すべり症」「分離すべり症」「外傷性すべり症」「病的すべり症」「偽性すべり症」に分類されます。
主な症状には、腰痛、臀部や下肢のしびれ、歩行困難、立ち続けることへの困難感、間欠性跛行などがあります。特に間欠性跛行(しばらく歩くと足がしびれたり痛くなって歩けなくなり、少し休むとまた歩けるようになる症状)は、すべり症特有の神経圧迫によって引き起こされる典型的な症状です。進行すると排尿障害・排便障害などの重篤な神経症状を伴うこともあります。
また、すべり症は「症状が出ない人」も一定数存在します。画像診断で椎骨のすべりが確認できても、痛みや神経症状を全く感じないケースもあるため、単に画像の所見だけではなく、患者の自覚症状や生活上の困難さを総合的に評価することが求められます。
このように、すべり症は一人ひとり原因や症状が異なる「個別性の高い疾患」であることから、多角的な視点での理解と治療が重要です。西洋医学だけでなく、東洋医学や整体・カイロプラクティックといった代替医療も含めた統合的なアプローチが注目されています。
1. 加齢による変性
年齢を重ねるにつれて、椎間板の水分量が減少し、弾力性が失われます。これにより、骨同士のクッション作用が弱まり、脊椎の安定性が損なわれて椎骨が滑りやすくなります。また、椎間関節や靭帯も加齢とともに弱化し、骨を固定する力が低下します。女性では更年期以降にホルモンバランスが変化し、骨密度の低下や靭帯の柔軟性低下がすべり症の発症を助長します。
2. スポーツや日常動作による過剰な負荷
若年者やスポーツ選手に多く見られるのが、分離すべり症です。特にジャンプや腰のひねり動作を繰り返すスポーツ(野球、体操、サッカーなど)では、椎弓にストレスが集中し、疲労骨折を起こしてしまうことがあります。この状態が進行すると椎骨が前方に滑ってしまいます。成長期に発症しやすいため、早期の診断と運動制限が重要です。
3. 筋力低下と不良姿勢
現代のライフスタイルでは、座りっぱなしの時間が長く、体幹の筋肉(特に腹筋・背筋)が著しく弱っている方が増えています。筋肉が脊椎を支える力が低下すると、骨にかかる負荷が増え、椎骨のズレが起きやすくなります。また、猫背や反り腰などの不良姿勢も、椎骨に不自然な力をかけ、すべり症の引き金となります。
4. 肥満
体重が増えると、それだけ脊椎にかかる負荷が大きくなります。特に腹部に脂肪が集中すると骨盤が前傾し、腰椎への前方圧力が高まることで、椎骨が滑るリスクが高くなります。肥満はすべり症だけでなく、椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症などの他の脊椎疾患の原因にもなり得ます。
5. 外傷や事故
交通事故や高所からの転落などによる外傷は、椎骨を構成する骨や靭帯に損傷を与えることで、急性のすべり症を引き起こします。外傷性すべり症はまれですが、損傷の程度によっては手術を必要とする深刻なケースもあります。
6. 先天的要因・遺伝
椎骨の形成異常や関節の構造に問題がある場合、生まれつきすべり症を起こしやすい体質であることがあります。また、家族にすべり症の既往がある場合は、骨や関節の形状が似ていることから遺伝的な素因がある可能性も考えられます。
7. その他の要因
腫瘍や感染症、骨粗しょう症といった病的状態が椎骨の安定性を破壊し、すべり症を発症することがあります。特に高齢者や免疫力の低い方では注意が必要です。
このように、すべり症の原因は非常に多岐にわたります。それぞれのライフスタイルや年齢、体質に応じて、適切な予防と対処が求められます。次章では、こうした背景をふまえて「西洋医学」「東洋医学」「整体・カイロプラクティック」それぞれの視点から、診断と治療、予防法について具体的にご紹介します。
西洋医学におけるすべり症の診断は、画像診断を中心に行われます。最も一般的なのはX線撮影で、前後方向からの画像で椎骨のずれを確認します。すべりの程度は「Grade(グレード)」という段階で分類され、椎体のずれが5段階で評価されます。
さらに、MRI(磁気共鳴画像)検査では、神経の圧迫状態や椎間板の状態を詳細に把握でき、脊柱管の狭窄や椎間板ヘルニアの有無なども確認可能です。CTスキャンは、骨の微細な構造を把握するために有効で、骨折や骨の奇形などを確認する際に活用されます。
神経学的検査では、腱反射、感覚検査、筋力検査などを通じて神経根の圧迫の有無や程度を評価します。これにより、どの神経がどのように障害を受けているのかを特定します。
東洋医学においては、すべり症そのものを西洋医学のように構造的な異常として診断するのではなく、「腰痛」や「下肢のしびれ・冷え」などの症状を中心に捉えます。脈診・舌診・腹診などを用い、全身の「気・血・水」のバランスの乱れや、経絡(気血の通り道)の滞りを探ります。
とくに「肝腎虚(かんじんきょ)」「瘀血(おけつ)」「寒湿(かんしつ)」などの証が見られることが多く、加齢や冷え、過労によって腎が弱り、腰を支える力が不足していると考えられます。また、経絡の中でも「膀胱経」や「腎経」に沿って痛みが広がることが多く、これを手がかりに施術部位を特定します。
整体およびカイロプラクティックでは、すべり症を「骨格のアライメントの崩れ」として捉えます。身体全体のバランスを観察し、脊柱や骨盤のゆがみ、関節可動域、筋肉の緊張状態を手技によって評価します。
また、姿勢や歩行の癖、日常動作のアンバランスからくる負担の蓄積も重要な指標とされます。触診によって筋膜の硬さやトリガーポイント(痛みを引き起こす筋肉のしこり)を確認し、どの部位にアプローチすべきかを判断します。
西洋医学では、すべり症の進行度や症状の強さに応じて、保存療法と外科的療法が選択されます。保存療法では、まず鎮痛薬(NSAIDsなど)や筋弛緩薬の処方により痛みの軽減を図ります。加えて、理学療法(リハビリ)として電気治療、温熱療法、牽引、ストレッチ、筋トレなどが行われます。
症状が重度で、保存療法で改善しない場合には手術が検討されます。代表的な術式には、脊椎固定術や減圧術などがあり、神経の圧迫を除去することが目的です。椎体間に金属や人工器具を挿入することもあります。
東洋医学における治療法は、鍼灸と漢方薬が中心です。鍼灸では、「腎兪」「志室」「委中」など腰部や下肢に関連する経穴に施術を行い、気血の巡りを改善して鎮痛を図ります。また、体質改善を目的とした鍼灸や温灸で「腎」のエネルギーを高め、痛みの再発を予防する施術も行われます。
漢方薬では、腰部の冷えや瘀血を取り除くために「八味地黄丸」「独活寄生湯」「疎経活血湯」などが用いられます。体質に合わせて処方されるため、オーダーメイドの治療が可能です。
整体やカイロプラクティックでは、骨格・筋肉・神経の調和を整える施術が行われます。脊柱や骨盤のアライメントを手技により矯正し、神経の圧迫を解放して血流と神経伝達を改善します。
また、筋膜リリースやトリガーポイント療法を通じて筋肉の緊張を緩和し、痛みの元を取り除きます。施術後は姿勢指導やセルフケア指導も行い、再発防止を目指します。
西洋医学では、予防には「運動療法」と「生活指導」が重要とされます。特に体幹部(腹筋・背筋)の筋力を鍛えることで脊柱を安定させ、椎骨のずれを防ぎます。ウォーキングや水中運動、ストレッチなどが推奨されます。
また、重い物を持ち上げる際の正しいフォームや、長時間同じ姿勢を続けないなど、日常生活での腰への負担軽減も大切な予防法です。
東洋医学では、「未病治(みびょうち)」という考えのもと、症状が出る前に体調を整えることが重視されます。鍼灸を定期的に受けることで気血の巡りをスムーズにし、冷えや疲労の蓄積を防ぎます。
また、食養生や季節に応じた生活指導も行われ、「腎」を補う食材(黒豆、山芋、くるみなど)を積極的に摂ることが勧められます。冷えを避け、十分な休息を取ることも予防に効果的です。
整体やカイロプラクティックでは、身体のゆがみを定期的にチェックし、早期に小さな不調を整える「メンテナンス施術」が予防の基本です。施術後には、正しい姿勢の指導や、腰部に負担の少ない動作の習慣化など、具体的な生活改善アドバイスが行われます。
また、ストレッチや体幹トレーニング、呼吸法などのセルフケア法も取り入れ、日常生活での予防力を高めていきます。
四日市市の『ふじた針灸接骨院』
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ふじた針灸接骨院は、腰痛の治療を得意とする専門治療院です。患者様一人ひとりの症状に合わせた最適な治療を提供し、腰痛の根本的な改善を目指します。
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ピンポイント骨格矯正 | 5,500円 |
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局所施術 | 2,860円 |
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